朝は静かなもんでした。
なにせ昨日は、というかもう今朝だよ。午前3時だか4時までどんちゃんやってましたから。
今日は午後3時からセレモニーがあります。
結構ちゃんとしたセレモニーみたい。
セレモニー中はビール売ってくれませんでした。変なところちゃんとしてる。
ではここで、今日は、何の日かを解説します。
めずらしく、真面目に。
ベリーズは昔、イギリスの植民地でした。1973年までイギリス領ホンジュラスという名前で知られていましたが、ベリーズに変わりました。
もともと、ベリーズには、コロンブスがアメリカ大陸を発見するずっと前からマヤ民族が暮らしていました。マヤ人は、1500年代に荒廃するまで、素晴らしい文明を繁栄させていました。今でもマヤの遺跡建築物やマヤ人の暮らしは残っています。
スペイン人が1500年代にこの地にたどりついた頃、当時のベリーズは彼らの目には留まりませんでした。ここは、湿地が多くて、蚊が多すぎると踏み倒したのです。
一方で、イギリスの海賊は、ベリーズの海岸沖を、スペイン人の船を略奪する基地として使っていました。1600年代になると、彼らの一部はベリーズ川の河口までやってきました。
海賊たちは、ベリーズの豊富なログウッド(Logwood)を見て、染料になると興味をもち、イギリスにこの木を売り始めました。これが定期的になり、イギリスから移民が進むと、18世紀にはログウッドは人気がなくなり、マホガニー(Mahogany)に代わりました。マホガニーの伐採には、大きな労働力が必要です。1720年に、初めてアフリカ人の奴隷が連れて来られました。
スペイン人は、この領地を占領してはいませんでしたが、彼らは自分たちの統治権を主張しました。そして、イギリス人の木を刈る人やアフリカ人奴隷を幾度も攻撃しました。少なくとも75年間に6回は。そこで、イギリス人とスペイン人がこの紛争を解決しようと、マホガニーを切ってよく、プランテーションや魚を取ってよいという条約をかけて戦ったのです。
それが、1798年9月10日。St. Georges Cayeの戦い。今から125年前の今日です。イギリスからの移民が勝利しました。1864年には、ここはイギリス植民地と言われましたが、1964年にベリーズは自治統治権を持ち、1981年9月21日にベリーズはイギリスから独立しました。
というわけで、ベリーズ人にとって9月は思い入れの深い月なのです。ただ飲んで騒いでるだけではありませんでした。
ということで、今宵も宴は夜遅くまで続きます。明日はみんな仕事かな?そんなのカンケーねぇ!(すでに死語)
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